2人目の育休から職場復帰して、早くも3年が経ちました。
これから復帰を控えている方には申し訳ないのですが……正直、1人目の時も2人目の時も、育休明けの1年目は本当にしんどかったです。
「経験者なんだから、2回目は楽なんじゃないの?」
私自身もそう思っていました。けれど現実は、甘くありませんでした。
今回は、そんな私がなぜあんなに苦しかったのか、不器用なりにどうやって乗り越えてきたのかを、正直に綴ります。
もし今、不安でいっぱいな人がいたら「こんな人もいるんだ」と、少しでも気持ちが軽くなるきっかけになりますように。
復帰初日から自信喪失。「戦力どころか、足手まとい」
2人目の育休は約2年。復帰と同時に異動もあり、配属先は初めての部署。
それだけでも緊張していたのに、初日はパソコンの初期設定ですら思い出せず、マニュアル片手に四苦八苦。
「あれ? 私ってこんなに仕事できなかったっけ……?」
そんな疑念が、じわじわと自己肯定感を削っていきました。
ケアレスミスの連発で、さらに自信喪失
新しい部署では、書類作成や発送業務が中心。
でも、ミスがとにかく多かったんです。入力漏れ、日付ミス、金額間違い……。
チェックリストを作って、指さし確認までしていたのにまた指摘される。
「なんで?」と自分を責め、どんどん委縮していきました。
時間が足りない!中途半端な仕事と、肩身の狭さ
時短勤務で復帰したものの定時までに仕事が終わらず、同僚にお願いすることも増加。
「迷惑かけてばかり」「仕事もできない」
そんな思いが積もり、自分への苛立ちと落ち込みが加速していきました。
家に帰っても休めない。子どもの発熱と終わらない家事
「下の子は風邪に強くなるから、あまり休まないよ」
そんな先輩ママの言葉を信じていたけれど……現実は真逆。
入園後は見事に熱のオンパレードで、上の子よりも頻繁に休むことに。
そして、帰宅後は本当の戦いがスタート。
夕飯づくり、片付け、お風呂、寝かしつけ……ようやく寝たと思ったら、夜泣きで2~3回起こされる毎日。
自分の時間なんて、夢のまた夢。気力も体力も削られていきました。
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「限界だ」と思った私が、少しずつやったこと
「このままでは、だめになってしまう。」辛い状況を改善すべくやったことは、以下の6つです。
ミスの原因を分析した
- 圧倒的な睡眠不足が最大の要因。
→ 夫と話し合い、夜間の対応を交代制に。夜泣きも落ち着き、ようやく睡眠確保! - 焦りからチェックが甘くなっていた
→ 作成件数にこだわるのをやめて、「ミスゼロ」を優先に。丁寧さを取り戻すと、自然と自信も回復。
できる範囲で「協力する姿勢」を意識
社内のシステム変更があり、想定外の繁忙期に突入。上司からは時間外勤務や休日出勤のお願いも…。
時短勤務中ではありましたが、夫と協力して対応。在宅勤務時に残業したり、休日出勤もやってみました。
「貢献したい」という気持ちを持って動いたことで、職場の仲間との距離が縮まりました。
発熱時は「潔く休む」と決めた
在宅勤務の日でも、2人の子どもを見ながらの仕事は不可能。
ムリしてやろうとしても、どっちつかずで疲弊するだけ。
上司と話し、在宅日でも必要に応じて休む方針に切り替えました。
家事は「人と家電」に頼る!
- 家電:ドラム式洗濯乾燥機/食洗器/マキタの掃除機/ホットクック
- 人:家事代行で掃除を依頼、洗濯は夫に担当してもらう
- 買い物:コープデリやネットスーパーをフル活用
これで、平日の家事負担が大きく軽減!
「やらなきゃ」が減るだけで、気持ちもずいぶんラクになりました。
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ワーママ向け研修に参加してみた
同じような立場の人と話しただけで、心が少し軽くなりました。
たとえ職場に同じようなママがいても、復帰直後は孤独を感じやすいもの。
一歩外に出てみることで、視野が広がり、気持ちが楽になることもあります。
断捨離で「心の余裕」を取り戻す
散らかった部屋を見るたびに、心がザワついていました。
少しずつ物を減らしていくうちに、部屋も気持ちもスッキリ。
「片付ける場所が減る」だけでも、ストレスがぐっと減りました。
育休復帰から3年。今は、ワーママ生活を楽しんでいます!
2人目の復帰は、1人目の時以上に厳しかった。
「経験者だから大丈夫」という根拠のない自信は、簡単に打ち砕かれました。
でも、あきらめずに試行錯誤を続けたことで、今では時短勤務でも業務が回せるようになり、なんと副業までできるようになりました。
失敗も遠回りもしたけれど、それが全部「ワーママ筋力」になった気がします。
今も、子どもの体調不良で急に仕事を休むことはあります。
けれど、職場への感謝の気持ちを忘れず、日々まじめに取り組んでいれば、ちゃんと見ていてくれる人はいます。
これからも、等身大の自分で、ワーママ生活を続けていきたいと思います。
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